大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

77名もの保護者が高石市を提訴!

2013年09月11日

今日のニュース番組でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、羽衣保育所の突然の廃止・民営化に納得できない保護者の方々なんと77名が、高石市を相手に裁判を起こされました。77名というのは保護者の半数以上にあたるのではないでしょうか。 平成19年6月26日の予算委員会において阪口市長は…【以下、議事録p.103より。高石市議会議事録はネットで検索できます】 ◎市長(阪口伸六君)   (前略)私どもといたしましては、先ほど担当が申し上げましたように、2園の民営化という方向を打ち出しております。  当然、私どもといたしましては公立も3園存続していくと、それにつきましては子育て支援センター的な役割をしてもらえるということでございまして、そういうふうな形の中、もちろんこの間、委員もご承知のとおり、この4年間で保育士の採用もしてまいりました。(後略) …と答弁しています(この答弁の中の2園とは高石保育所と取石保育所です)。しかし、この後に「残す」と答弁した加茂保育所を「保育のあり方検討委員会」などという廃止を前提としたとしか思えない委員会を開催した挙句、廃止・民営化しました。羽衣保育所の廃止・民営化に至っては、子育てや保育に関わる委員会などは一切開催されず、行財政改革推進本部会議が15分間開催されただけで決定され、実行されたのです(なお、その15分間の中では羽衣幼稚園の廃園も同時に決定されていました!)。 このような驚くべき行政運営に対し、羽衣保育所の保護者の方々は勇気をもって裁判を提起されたのだと思います。 思い返せば平成13年に、高石市では全国初の民営化裁判が起こされました。その時の原告はお二人。私たち原告になれない保護者は全力で裁判を支援しました。その後、全国各地で裁判が起こされ、大東市や横浜市では原告勝訴の判決も出されています。最初の第一歩を踏み出した高石市で、今度は保育所裁判では原告数最大の裁判が起こされたのです。 なぜ高石市はこんなに市民を追い詰めるのでしょう。なぜ市民の理解を得ながら共に物事を進めることが出来ないのでしょう。12年前とは違い議員という立場である今、何が出来るのか考えしっかり行動していかなければならないと思っています。
ページのトップへ戻る