防災教育講演会

防災教育は大切です

防災教育は大切です

昨日、アプラホールで行われた防災教育講演会に行きました。「釜石の奇跡」で有名な群馬大学の片田教授の講演でした。

教授は釜石市で平成16年から津波防災教育に取り組んでこられ、『想定にとらわれるな』『最善を尽くせ』『率先避難者たれ』ということを繰り返し子ども達に指導されていた、ということでした。印象に残ったのは以下の点です。

■「もし君が地震の時、家で待っているような子どもだったら親は必ず君を迎えに来る。君が絶対に逃げている、という確信を持てたら親も逃げる。…どうする?」と子どもに問いかけ、子どもが内発的に逃げる気持ちを持つように導く。

■「津波てんでんこ」の本質は、親子が互いに避難していることを信じあい、その信頼関係のもとで自らの命に責任をもつことである。

■個人では伝わらないことを文化として教育で伝える。津波の起こる原理(長く揺れたら大きな津波が来る、など)、行政の想定は100%ではないこと、出来る限りのことをすること、などを繰り返し教える。学校教育のなかでも教科の内容に地震・津波に関することを入れる。

…釜石市では、行政の想定では津波が来ないとされていた地域の小中学校でも上記の指導が続けられた結果、想定外の16メートルの津波から間一髪で多くの児童・生徒たちが逃げおおせることが出来ました。学校に居た子、すでに下校していた子を含め99、8%の子どもが助かったということです。

教授は仰いました。「高石市でも想定は5メートルかもしれませんが、もしかしたら10メートルの津波が来るかも知れません。大丈夫と断定してはいけません。相手は自然です。いかようなこともあり得ます。」「ハザードマップはひとつのシナリオとして有効です。でも信じてはいけません。」

とっさに思い浮かんだのが鴨プール跡に建設中の防災体育館。やはり、あの場所では不安です。せめて地面のかさ上げをするべきだと改めて思いました。

当日は学校関係者も先生方をはじめとしてPTAの皆様などが多くご参加くださっていました。高石市の防災教育の充実に繋がることを願います。「教育は市民を作りあげるプロジェクトである」という片田先生のお言葉が強く心に残りました。

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