大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

保育所の選考委員会がストップ!

2012年10月12日

保育所選考委員会の監査請求の報道。これは毎日新聞。他にも朝日・読売・産経各紙で記事が掲載されました。

本日(10月11日)開かれた羽衣保育所を民営化するための事業者選考委員会が事実上ストップしました。私も傍聴に行ってたのですが私も含め傍聴者が委員会室に入りきらず、外でも多くの保護者を中心とした方々が委員会の進行に耳を傾けていました。 この委員会には違法の恐れがあるということで10月5日に市民65人より監査請求が出されました。何が違法かというと、本来このような委員会は条例で設置しなければならないのに、高石市は要綱のみで設置していることが地方自治法に抵触するということです。新聞各社の取材に担当部長は「これは事務手続きをする委員会なので違法ではない。」と答えました。そういう認識であったために本日の委員会も開催されたのですが、そこで数名の委員から「違法の恐れがある委員会を継続することは難しい」という声が出て、本日をもって一旦ストップということになりました。 大阪府などは行政側が「違法の恐れがある」ということで各種委員会を止めています。9月12日付で府内市町村にも「委員会が条例化されていない場合は違法の恐れがあるので何らかの対応をするように」「各地の判例でも違法性を指摘されている」と一斉メールで注意を促していました。しかし、高石市はその警告も無視し選考委員会を強行しようとしたのです。本来は行政側が違法の可能を認識して止めるべき委員会を、しかも監査請求までされながら、委員の指摘によってしか止めることが出来なかった高石市の行政運営には首を傾げざるを得ません。 今後、この選考委員会がどのような進行具合になるのか注視することが必要です。何よりも子どもたちの最善の利益が確保されることを求めていかなければならないと思っています。
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