健幸って何!?

チラシだけ見ると良いことのように思うのですが。

昨日、中央公民館で行われたスマートウェルネスシティを推進している久野教授の講演を聞きに行きました。

内容は、チラシのとおり「若いカラダを取り戻そう」というものでした。運動をすると若返る、ウォーキングは動脈硬化に、筋肉トレーニングは肥満防止に効果的、なので、スポラたかいしの「健幸作り教室」に参加しましょう、と呼びかけておられました。

しかし、その健幸?のために、自分の健康に関するデータがどのように利用されるのか、プライバシーは守られるのか、などについては一切触れられませんでした。

現時点で、歩数計などを配ってデータを集め始めているようですが、そのデータは個人情報に当たらないのか、きちんと了承をとっているのか、どの時点で個人名が匿名化され、どの時点で匿名化された情報が個人名に戻されるのか。

スマートウェルネス計画については以前から個人情報の保護という観点で、大きな危惧を持っています。久野教授は情報産業であるⅠBMのホームページにも「素晴らしい研究」ということで紹介されている方です。誰にとって「素晴らしい」のでしょうか。

今年3月のブログ記事=>ゼロプライバシー?

今年3月のこのブログでも書いた通り「健康クラウド」というものが運用されようとしています。ゼロプライバシー!と専門家からも警告されているこのシステム。スマートウェルネスシティの目的は、私は「健康クラウド」だと思っています。

今、高石市は市民1000人のデータを集めようと、説明会を各所で開き、800人以上の協力を得られたそうです。きちんと健康クラウドについての説明はされているのか、大きな疑問です。

6 Comments to "健幸って何!?"

  1. 野田秀樹's Gravatar 野田秀樹
    2012年9月6日 - 9:24 PM | Permalink

    先生のブログはじめて読まさせていただきました。医療情報の目的外利用や外部提供ほんとに怖いです。学者に市民の健康のためになる、医療費が抑えられるからと、いいように先導され、学者の会社が開発したシステムを随意契約で調達し、更には学者が集められない情報収集やその学者が社長の会社の新しいシステムの開発費まで総合特区として国のお金を行政が代わりに集めてあげるという、至れり尽くせりのことをするなんて学者への便宜供与としか思えません。その上個人情報の利用についての特例を特区として申請するなんて、信じられません。どうせだめでも、個人情報保護条例の抜け道として規定している第8条第1項第5号と同条第2項を使って、個人情報を勝手に使うことも簡単に想像できます。
    参考に第8条は、
    第8条 実施機関は、次の各号のいずれかに該当するときを除くほか、個人情報取扱事務の目的以外に個人情報を実施機関内部で利用(以下「目的外利用」という。)し、又は実施機関以外のものに提供(以下「外部提供」という。)してはならない。
    (1) 本人の同意があるとき。
    (2) 法令等の規定によるとき。
    (3) 出版、報道等により公にされているとき。
    (4) 個人の生命、身体又は財産を保護するため、緊急かつやむを得ないとき。
    (5) 個人の権利利益を侵害するおそれがなく、公益又は市民の福祉増進のため必要があるとき。
    2 実施機関は、前項第5号の規定により個人情報の目的外利用又は外部提供を行おうとするときは、あらかじめ第38条第1項の規定により設置する高石市個人情報保護審査会の意見を聴かなければならない。ただし、緊急かつやむを得ないときは、この限りでない。

    どうせ、ここにある審査会も弁護士などがいるといっても行政から利用に係る良いことばかりや、言い訳を説明され、承認してしまうことも簡単に想像できます。
    ですから、先生には是非とも頑張っていただきたいと思います。

  2. 野田秀樹's Gravatar 野田秀樹
    2012年9月8日 - 7:10 PM | Permalink

    先生、コメントの返答ありがとうございます。総合特区のことやスマートウエルネス首長研究会ことなどを自分なりに国のホームページなどを見て調べてみました。そこで先生が久野教授のことを言っていたので、ちょっと気になったのですが、この総合特区や首長研究会に、㈱つくばウエルネスリサーチ(この会社久野教授が社長のようです)が事務局として名を連ねているのですが、この会社では健康のためのe-wellnessとかいうシステムを開発しているようです。また、このシステムのことや、㈱つくばウエルネスリサーチのことが「スマートウエルネスシティたかいし」基本計画の中にも書かれていて、市の施策は誰のための施策なのか、市は誰に向いて仕事をしているのかとっても不安になりました。(市の健幸運動教室の個別プログラムはこのe-wellnessのことかもしれません)議会がチェック機能を果たしていくためにも、先生には是非とも頑張っていただきたいと改めて思いました。

  3. 池田's Gravatar 池田
    2012年12月29日 - 2:57 AM | Permalink

    これに関しては
    何かとても危険な匂いを感じながらも、
    はっきり見えて来ない分、
    どこがどうおかしく感じるのか
    具体的に言葉にできないでいたのですが・・・

    「しない、させない、就職差別」
    というスローガンがありますが、

    集められた個人の健康情報が
    就職や結婚、
    その他の何かの判断材料に使われる
    (俗に言われる「聞き合わせ」的なもの)
    危険性というのは全くないと言えるのでしょうか?

    個人情報流出のニュースは
    珍しいものではありません。
    どこまで管理できるのか不安に思います。

    私の知人に、
    ご家族が病気療養中であり、
    公費による補助の対象疾病であるにもかかわらず、
    ご近所に保健所勤めの方がいるので
    おばあちゃんが病気を知られるのを恐れて
    申請に反対している
    (補助を受けていない)
    という人がいます。

    その事の是非は別としても、
    病気を持つ方は
    色々な意味で不安な中にいらっしゃるんだなと知りました。

    また、
    「健康クラウド」のような
    こういった仕組みは
    個人を特定しやすい
    高石市のような小さな市では
    特に、断固拒否しないといけないと思いました。

    自分の知らないところで
    自分の情報がひとり歩きしているのは
    本当に怖いと思います。

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