大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

放射能に汚染された瓦礫のこと

2012年02月14日

和泉市で行われた学習会に参加しました

今日、和泉シティプラザで行われた学習会に参加してきました。高石市の議員が、私も含め7人参加していました。

今、放射能に汚染された瓦礫の受け入れについて、大阪での焼却処分が検討されています。色々な立場があることですが、私は放射能を拡散させることには反対です。焼却する、ということは汚染物質を濃縮する、ということです。学習会の後、和泉市・泉大津市・高石市のゴミを焼却している泉北クリーンセンターにも行ってきましたが、もしかしたら、このセンターで焼却する、ということにもなりかねない状況です。(今のところ「保留」という回答をしているようです。他市では「受け入れない」ときっぱり言い切っている市もあります。)

今日の学習会では、子ども二人を連れて福島県から避難しているお母さんのお話もお聞きしました。自宅は原発から50キロほど離れているそうです。避難が必要かどうか迷われたそうですが「避難が必要なほど危なければ国が避難させてくれるだろう」と当初は考えていたそうです。しかし、3月下旬になり子どもさんに今までにはなかった口内炎が出来たり湿疹ができたり鼻血が出たり発熱したり喉の奥に黄色いツブツブが出来たり、という症状が出るのを目の当たりにして、遠く知り合いも居ないけれど、安全な大阪への避難を決意したそうです。今は症状も治まっている、ということでした。

しかし、大阪が放射能に汚染された瓦礫を受け入れるなら、さらに遠くに避難しなければ子どもを守れない、と仰っておられました。子どもを被爆させてしまった、もうこれ以上放射能を浴びさせることは出来ない、ということでした。現地を支援するなら瓦礫を受け入れるのではなく、少しでも子どもたちの避難に力を貸して欲しい、と言われていたのがとても印象的でした。

また講師の先生のお話では、現在の放射能規制は「ここまでは人体に安全」と作られたものではなく「ここまで我慢しないと核を利用できないから」と作られている、ということでした。内部被爆に関しては過小評価されている、とも。

色々な数値も紹介されましたが、ここには書ききれませんのでまた別の形でお知らせしたいと思います。私もまだまだ勉強しなければなりません。

明後日、泉北環境整備施設組合の議会が行われます。私は派遣議員ではないのですが、どのような話がされたのかを又ご報告します。

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