要援護者
要援護者、というのは歩行が困難であったり、目や耳がご不自由であるなど、避難するに際して援護が必要な方のことです。
今回、各自主防災会(自治会)に対し、避難訓練時に参加を希望する要援護者を迎えに行き、避難ビルまでお連れするように、との要請が、高石市からありました。当初は行政側が人を配置して対応する、という説明があった、とある自治会長は仰っておられました。しかし、蓋を開けてみると自治会で対応してくれとなっていたが、人手が足りず対応が困難、ということでした。
そもそも、このような寒い時期に要援護者の方々を外にお連れすることに無理があると思います。もっと気候の良い時期に実施すれば良いのではないでしょうか。そして、平日ではなく、人手の確保しやすい休日に実施すべきだと思います。
そう言うと行政は「災害はいつ発生するか分かりません」と言います。
勿論、避難訓練は必要です。でも訓練は日時の設定が出来るのです。
今回は幼稚園・保育所も避難訓練に参加、ということで、まだ歩けない赤ちゃんも保育士さん達が抱っこやおんぶで避難ビルまで連れて逃げる、ということです。インフルエンザの流行も心配されるこの時期に乳幼児の参加は必要なことなんでしょうか。
子育て支援課と教育委員会に、悪天候の場合は乳児・幼児は絶対に参加させないで欲しい、と要望しました。(小中学校は「垂直避難」の訓練、ということで、3階以上に避難する訓練のみを行うそうです。)
このように不安が多い津波避難訓練です。コンサルタントも入っての実施ということですが、どのような訓練になるのか、しっかりと検証したいと思います。