「把握していない?」へのコメント

(「把握していない?」へのコメント投稿が何らかの不具合により出来なかったということでメールを頂きました。ブログ掲載の許可を頂き、掲載いたします。)

初めまして。
自治会とか、自主防災会とかについて議論をされている興味あるブログに偶々接し、失礼かとも存じますが小生なりの考えを申し上げ、ご指導を受けることが出来れば幸いと考え、思いきって投稿いたします。よろしくお願いします。
最初に自治会の会員加入率ですが、市では、総世帯数を分母にして、各自治会が市の求めに応じて届け出た各自治会の会員数の総数を分子にし、計算されたものと承知しています。この数値は高石市で四月現在で確か75%を少し切っていると仄聞していますが、年々微減しているようです。
さて、各自治会ごとの加入率は市において把握していないということですが、実際には“していない”では無く“出来ない”ということだろうと考えます。何故ならば、法人化された自治会を除いて、一般の自治会の境目は必ずしも明確では無い場合もあるでしょう。慣習的な境目附近における住宅の増減で、或いは住人の異動よって、不明確さが助長されることもあります。更には自治会に、一世帯(一会員)だと、届けを出された住宅でも、厳密に言えば複数世帯が居られたりすることもありますので、自治会長自身が、会費を払っている実会員数は知っていても、加入率算出のための分母となる世帯数は正確には判らないことになります。市にしても、自治会毎の境目が不動のものではありませんし、また、病気、高齢化などで住居を元の所属自治会においたまま、異動されているケ-スもあるでしょうから、市においても自治会サイドにおいても各自治会の正確な加入率と言うものを把握するのは、困難になると思われます。
ご承知のように、戦後の自治会(町内会)は、結成や、住民の加入が強制されているものではありませんが、集団化するのは、もともと行政への陳情、住民の冠婚葬祭および災害における互助など生活上の便利性に立脚していたので、自然に発生し、地縁に基づいた包括的な加入が必然的に当然視されていたのでしょう。
しかるに
昨今の傾向として、一般的に権利・義務のバランスの崩壊などあることと、もう一つは行政サ-ビス、商業サ-ビスなどが充実し、日常生活においてもご近所の手を頼らねばならない事が減っています。そんな中で自治会未加入者が微増しているのだと思います。
その結果、公平であるべき防犯灯経費負担、行政から依頼される諸種の労役、寄付などの負担に公平を欠く事になりますし、自治会が尤も重視する絆づくりが困難になる事はご指摘の通りだと思います。行政から見ても自治会の空白化・矮小化が進行することは行政補助機関としての自治会への期待が希薄にならざるを得ないでしょう。
自治会の会員の加入者減少傾向は、議論しておられるように自治会にとっても、市にとっても今後の重要な留意点であろうかと思います。
自主防災会は、ご記憶のように平成12年頃から政府の音頭取りで始まったものですが、高石市では速成、確実を狙ってか既存自治会をベ-スに結成が促されました。但し、理由は外部のものにはよく判りませんが、10年を経過した今でも結成に至っていないところもあります。ただ、自治会の一部には会員数が少ないところもあり、一自治会では事実上、結成が物理的に困難なところもあります。従ってその対象自治会では隣接自治会との合同を模索されているところもあるようです。
今や自治会の目的が複雑多様になっていますが、自主防災会はこれとは異なり、単純に、会員自身の生命・財産の安全を護るということですから、そこが理解されれば組織化の困難度は比較的低いでしょう。日常活動では資機材の購入、避難、救命などの訓練、知識吸収のための講習ぐらいで、この目的は己が為という事が明確であるため、一般的な自治会会員募集に比して容易であろうかと思います。自主防災組織に防犯活動組織を被せているところもありますが同じでしょう。
災害時、“一人の死者も出さない”ことを各自主防災会では考えているでしょうが、もし自主防災会に参加することによって、その事が少しでも担保されることになるのであれば、高石全市民を自主防災会に参加して貰わなくてはなりません。ただ、今の自治会ベ-スでのやり方では最大でも75%にとどまりますので、この方法では必ずしも適切とは言えないでしょう。従って、自主防災会は自治会ベ-スの枠を飛び出して、周辺の未組織の住民を巻き込むか、若しくは丁目で区分された組織にするか、いっそのこと小学区校区単位で新しく編成するか、いずれかを選択しなければならない事になりましょうか。
もう一つ。自主防災会はそれぞれが独立して、または隣接した会が合同して資機材調達や、収納庫の確保、それに訓練などを行うのか、或いは行政の指導で行うのか、資金はどうするのかクリヤ-しなければならないところはたくさんあるように思います。
以上、とりとめの無い愚考を述べました。
末尾になりましたが、山敷さん及び支えていらっしゃる周囲の皆さんの益々のご活躍を祈念しています。ありがとうございました。   加茂2丁目 舛谷 隆康

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