大阪府高石市 市議会議員 山敷めぐみ

山敷めぐみ(高石市議会議員)

条例案否決!(後半)

2011年06月20日

4時15分より本会議に入りました。 まず、議案第1号から報告第4号までの審議です。各委員長から委員会での審議の結果が報告され、それについて討論がない場合はそのまま採決。討論がある場合は、討論後に採決、ということで進みました。 そしていよいよ議案第11号、条例案の審議が始まります。まずはクリア高石から条例の提案説明を行います。会派を代表し、私が議長の前の演台(!?)に立って説明しました。説明の要約は 「中学校給食の自校方式での導入には賛成だが、今に至るまでの経緯が余りにも不透明で、急ぎすぎている。先の予算委員会でも質問したが、議事録の残っている会議がまったく行われずに様々なことが決定している。中学校給食に関して先行他市を見渡すと、長いところでは3年以上、短くても1年以上は掛けて検討委員会などで給食の内容などについて検討を重ねた上で、導入されている。高石市でもせめて、ここから先は、きちんとした検討機関を作り、同じメンバーで何度か会議を持ち、保護者をはじめとして、市民の皆様にも食育についての理解を深めて頂く機会として、検討委員会を設置して頂きたい」 ということになります。(本当はもっと長かったのですが。) 私の説明のあと、すぐに畑中議員の質問でした。 何回もやりとりをしたのですが、その中でもっとも記憶に残っているのが「条例案を出すのに予算措置も伴わないで提案するとは、市民に対する背信行為だ」というものです。確かに私は「予算については条例案が可決されたのちに、執行機関(=高石市)に予算措置をお願いしたい」と申し上げましたが、これは法律に違反していることではありません。・・・にも関わらず「背信行為」と言われるのは大変心外でしたので、そのように申し上げたのち、質問にお答えしました。また「新人さんやから手続きを忘れてる」とか「議員として無責任」などと言われたことに対していちいち反論はしませんでしたが、失礼な言い方をされるな、と感じました。(断片的に単語をメモしているので、どのような流れのなかでの発言なのかは議事録を見ないと分かりません。)ただ「実現可能な調整が必要だったのではないか。」とご指摘頂いたことは覚えておかなければならない大切なことだと感じました。確かに新人で、未熟な点も多々あることは否めない事実ですので、謙虚に耳を傾けるべきところは傾けなければならないと感じたことでした。 続いて綿野議員の質問でしたが、こちらは質問は1問で、あとは反対の意見を述べられて質問を終えられました。その1問の質問も畑中議員の質問と同様の内容でしたので、畑中議員へのお答えと同じものになってしまいました。 続いて古賀議員。平成5年に現在の市長が条例を議員提案されたことに触れられ、その際も予算措置を伴わない、ということで反対したので、今回も同様に反対、とのご意見でした。ご質問は、理事者(=高石市)に対して、この条例案に関してクリア高石からの相談はあったのか、という内容で、政策推進部長から「ありませんでした」という答弁がありました。地方自治法の222条に、行政が予算を伴う条例を提案する際には、必ず予算措置を講じてから提案するように、という決まりがあります。しかし、議員に関してはその限りではない、という「行政実例」の記述もあります。古賀議員が仰るように「議会が提案する場合は、予め長との連絡を諮ることが適当」という記述も行政実例にはあります。 今回の条例案の提出に関しては、確かに予算措置を講じておく方がベターだったかも知れません。しかし、講じていないことが法律に違反するわけではなく、そのことで条例の提案そのものが無効になるわけではありません。検討委員会の重要性ではなく、予算措置が講じられていないことが、あたかも法律にでも違反しているかのように糾弾され、そのことによって否決されてしまったことは非常に残念でした。 中学校給食をよりよいものにしたい、という思いは、市長(行政)も議員も皆が持っているはずです。来年9月には始まる中学校給食が、本当に市民の皆様に喜ばれるものになるように、これからも力を尽くしたいと思います。 長いブログを最後までお読み下さり、ありがとうございました。明日は一般質問、と言って、色々な分野について通告に基づき質問することができる日です。私も中学校給食、子どもの施設の危機管理、羽衣駅周辺の再開発について質問を通告しています。これについては、明日、ご報告いたします。
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